日本消化管学会では優れた臨床的、基礎的な研究を発表した会員に年度ごとに学会賞を授与し、学会員の学術活動の活性化と若手研究者の育成をはかります。
学会賞は以下の4種があります。従来の最優秀賞、優秀症例報告賞、奨励賞に加え、平成26年度より、Digestion誌に発表された、引用回数の多い論文に最優秀サイテーション賞(Original Article部門・Review部門より1名ずつ)を授与することになりました。
1. 日本消化管学会最優秀賞
1年間に学会誌であるDigestionに発表された原著論文、または日本消化管学会で学会発表された後、英文学術誌に発表された原著論文の筆頭著者より1名から3名。
2. 日本消化管学会優秀症例報告賞
日本消化管学会で学会発表された後、英文学術誌に発表された症例報告の筆頭著者より1名。
3. 日本消化管学会奨励賞
1年間に学会誌であるDigestionに発表された原著論文、または日本消化管学会で学会発表された後、英文学術誌に発表された原著論文の筆頭著者より応募時の年齢が35歳以下のものより3名。
4. 日本消化管学会最優秀サイテーション賞
過去2年間に学会誌であるDigestionに発表された論文より、引用回数の多かった論文で、Original Article部門から1名、Review部門から1名(引用数同点の場合は、複数受賞)。
1~3の学会賞受賞者は理事、代議員の推薦に基づき、学会賞選考委員会において選定されます。理事、代議員は自薦をすることも可能です。また、学会賞選考委員会は学会誌であるDigestion、またはカルガー社発行のCase Reports in Gastroenterologyに発表された消化管学会の会員を筆頭著者とする論文の中から上記推薦の有無に関わらず受賞候補論文を選定する場合があります。
4.の学会賞受賞者は、学会賞選考委員会で調査した過去2年間の論文から選定されます(応募不要)。
日本消化管学会賞選考過程
【最優秀賞・優秀症例報告賞・奨励賞】
- 理事、代議員からの推薦を受け、毎年8月末日までに申し込む。
- 対象となる論文は前年の8月より本年の7月の間に刊行物として出版されたものに発表されたものとする (なお、連続年の授賞は行わない)。
【最優秀サイテーション賞】
- 学会賞選考委員会にて候補論文を調査
最優秀賞・優秀症例報告賞・奨励賞の推薦者は推薦書をホームページよりダウンロードし記入の上、論文のコピー3部とともに日本消化管学会事務局内の日本消化管学会賞選考委員会宛に8月末日必着で郵送して下さい。
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10~11月に学会賞選考委員会を行い
資格審査後投票により受賞者を選定
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理事会において報告
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各年度の総会において発表
受賞者は、氏名・所属(執筆時)、受賞論文タイトルおよび
掲載雑誌名がホームページに発表されます。
2018年度の推薦を受付けております。
(2018年8月31日必着)
<平成28年度 日本消化管学会 学会賞受賞者について>
詳細はこちらから。(所属:執筆時)
・最優秀賞(臨床部門)
上村 修司(鹿児島大学病院消化器センター)
・最優秀賞(基礎部門)
原田 智(大阪医科大学第2内科)
飯田 貴弥(京都府立医科大学消化器内科)
・最優秀サイテーション賞(Original部門)
坂本 琢(独立行政法人国立がん研究センター中央病院消化管内視鏡科)
亘 育江(広島大学病院消化器代謝内科)
・最優秀サイテーション賞(Review部門)
須河 恭敬(札幌医科大学消化器・免疫・リウマチ内科学講座)
・優秀症例報告賞
豊田 英樹(ハッピー胃腸クリニック)
・奨励賞
武田 翔伍(大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科学)
杉本 真也(慶應義塾大学医学部内科学(消化器))
小田切 啓之(東京大学医学系研究科公共健康医学専攻)