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2022年度 日本消化管学会学会賞受賞者

受賞賞 受賞者名 (所属:執筆時)
受賞論文タイトル
受賞論文掲載雑誌名、年、巻、号、ページ
文献のURLアドレス
(許可が得られた論文のみリンクを貼っています)

(敬称略)

2022年度 日本消化管学会学会賞受賞者7名

最優秀賞
(臨床部門)

 

小泉 英里子
(日本医科大学 消化器内科学)

 

Bilateral Risk Assessments of Surgery and Nonsurgery Contribute to Providing Optimal Management in Early Gastric Cancers after Noncurative Endoscopic Submucosal Dissection: A Multicenter Retrospective Study of 485 Patients
Digestion 103:296–307, 2022
https://www.karger.com/Article/Pdf/523972
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受賞者からのコメント:この度は名誉ある賞を賜り、大変光栄に存じております。日本消化管学会理事長樋口和秀先生、選考委員の先生方をはじめ、関係各先生方に深く御礼申し上げます。また、ご指導いただきました岩切勝彦先生、後藤修先生ならびに共著の先生方に心より感謝しております。今後もこの賞を励みに、一層精進して参ります。

最優秀賞
(基礎部門)

 

井原 勇太郎
(九州大学大学院 病態機能内科学)

 

Ustekinumab Improves Active Crohn’s Disease by Suppressing the T Helper 17 Pathway
Digestion 102:946–955, 2021
https://www.karger.com/Article/Pdf/518103
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受賞者からのコメント:この度は、大変名誉ある賞を受賞することができ、大変うれしく思います。ご指導いただきました鳥巣剛弘先生をはじめ、共著者の先生方、研究に協力してくださった先生方に心より感謝申し上げます。本稿がクローン病の病態解明の一助になれば幸いです。今後もこの賞を励みに、日々精進したいと存じます。

優秀症例報告賞

 

吉田 直久
(京都府立医科大学 消化器内科)

 

Promotion Effects of Smoking in Polyp Development in Monozygotic Twins with Atypical Colorectal Polyposis
Case Reports in Gastroenterology 16:375–381, 2022
https://www.karger.com/Article/Pdf/524944
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受賞者からのコメント:このたびはこのような素晴らしい賞をいただき本当にありがとうございます.学会理事長の樋口和秀先生、選考委員長の山本博徳先生をはじめ関連各位の先生方に深く御礼申し上げます.
本論文はアスピリンの腺腫抑制効果が喫煙により減弱することを一卵性双生児の経過をみることで証明することができた貴重な症例報告です.また腺腫と過形成性ポリープが併存する特殊なポリポーシス例においてBRCA2 variantが世界で初めて検出された報告であり今後のさらなる解析にも期待が持たれます.本論文の作成にあたりご指導をいただきました石川秀樹先生、石田秀幸先生、江口英孝先生、武藤倫弘先生、石黒信吾先生、伊藤義人先生およびすべての共著者の先生方に心より深謝いたします.

奨励賞

 

新井 喜康
(順天堂大学 小児科)

 

Expression of Oncogenic Molecules in Pediatric Ulcerative Colitis
Digestion 103:150–158, 2022
https://www.karger.com/Article/Pdf/519559
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受賞者からのコメント:この度は名誉ある賞を頂きまして、大変光栄に存じます。理事長の樋口和秀先生、選考委員長の山本博徳先生ならびに関係各先生方に厚く御礼申し上げます。また、本研究にあたりご指導頂きました当科の清水俊明教授、工藤孝広先生をはじめ、ご協力頂いた多くの先生方に深く感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後より一層研究・臨床に精進していきたいと思います。今回は誠にありがとうございました。

奨励賞

 

関口 裕美
(自治医科大学附属病院 消化器肝臓内科)

 

Long-Term Outcomes in Patients with Post-Bulbar Ulcer Bleeding Compared to Bulbar Ulcer Bleeding in the Duodenum
Digestion 103:126–132, 2022
https://www.karger.com/Article/Pdf/519293
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受賞者からのコメント:この度は栄誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。選定につきまして、日本消化管学会理事長樋口和秀先生、選考委員の先生方をはじめ関係各先生方に深く御礼申し上げます。また、本稿執筆にあたってご指導いただきました、篠崎聡先生、竹澤敬人先生、大澤博之先生、三浦義正先生、山本博徳先生をはじめ、ご協力いただいた先生方・スタッフの皆さまに心より感謝いたします。今回の受賞を励みに、今後もより一層精進して参ります。

最優秀
サイテーション賞
(Original部門)

 

古田 隆久
(浜松医科大学 臨床研究センター)

 

Dual Therapy with Vonoprazan and Amoxicillin Is as Effective as Triple Therapy with Vonoprazan, Amoxicillin and Clarithromycin for Eradication of Helicobacter pylori
Digestion 101:743–751, 2020
https://www.karger.com/Article/Pdf/502287
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受賞者からのコメント:この度は、2022年度の日本消化管学会の学会賞をいただけるとのことで、大変光栄であるとともに、選考していただきました委員の先生方に心から感謝申し上げます。
受賞の対象となったのは、H. pylori感染に対してボノプラザンとアモキシシリンとの2剤療法で高い除菌率が達成可能という論文です。これまで私は臨床薬理学的な観点から、高用量のPPIでしっかり胃酸を抑制してアモキシシリンの投与回数を増やすことで高い除菌率が得られると報告しました。そして、ボノプラザンの出現により、保険承認の用量の範囲内で除菌に必要な胃内環境が速やかに整えることができ、アモキシシリンの3回投与の1週間で十分な除菌率が達成できることを示すことができました。海外では4剤療法等のより複雑で副作用が懸念される除菌療法が行われておりますが、日本発のシンプルな除菌療法は今後主流になっていくと信じております。日本消化管学会の学会誌にその内容の論文をいち早く掲載してくれたことに改めて感謝するとともに、本学会を通じて日本からのエビデンスの発信に今後も貢献できればと思っております。ありがとうございました。

最優秀
サイテーション賞
(Review部門)

望月 早月
(防衛医科大学校 外科学講座)

 

Expression and Function of a Disintegrin and Metalloproteinases in Cancer-Associated Fibroblasts of Colorectal Cancer
Digestion 101:18–24, 2020
https://www.karger.com/Article/Pdf/504087
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受賞者からのコメント:この度は、大変栄誉ある賞を頂き、とても嬉しく思っております。本論文では、大腸癌手術検体からがん関連線維芽細胞やオルガノドを培養し、メタロプロテアーゼのADAM分子の発現や機能についてレビューしました。これからも多くの人に引用して頂ける消化管研究論文を発表できるよう頑張ってまいります。この度は、誠に有難うございました。