top

理事長挨拶

一般社団法人 日本消化管学会
理事長 藤本 一眞

藤本 一眞 2015年2月に開催された第11回日本消化管学会期間中の理事会で第4代理事長に選任していただきました。理事会そのものの世代交代がすすみ、今まで消化管学会を築いてきた多くの理事が退任された中での理事長ですので、どのような方向で学会を運営していこうかと不安な面も多いのが実情です。伊藤誠、寺野彰、坂本長逸の歴代理事長と相談しながらの運営になると思います。幸い、理事長就任期間中に開催されます第12回学術集会会長の平石秀幸理事、第13回学術集会会長の城卓志理事、教育集会当番世話人の後藤秀実理事は同世代で日頃からたいへん仲良くさせていただいている方々ですし、今年の教育集会当番世話人の松井敏幸理事は九州大学の先輩ですので、相談しながら運営したいと考えています。

 日本消化管学会は、日本消化器病学会や日本消化器内視鏡学会とは一線を画して消化管を中心に独自路線を歩むということで様々の試みをしてきました。一方で日本消化器内視鏡学会の田尻久雄理事長、日本消化器病学会の下瀬川徹理事長と綿密な連絡をとってきました。一番重要なのは学会員のための学会であることであり、自由にかつ十分に発表し議論できる場の提供だと考えています。学会員が増えてきてたいへんな面はありますが、お互いの発表演題を評価して発表の質を高めていく仲間の集まりが学会・学術集会だと思っています。

 発表して議論する機会と準備の提供が重要ではありますが、専門的知識を得るという点でも学会の役割は重要です。興味ある情報と知っておくべき知識は必ずしも一致はしませんが、急速に進歩していく医学情報を把握するのは困難ですので、速くて正確な情報の提供も学会の重要な任務です。

 専門医の育成も大切な点です。日本消化管学会としては高橋信一前理事のご努力で胃腸科専門医がやっと発足しましたが、日本専門医機構と各学会の関連がいまだに不透明であることから、学会員の皆さまにはご心配をかけていると思います。当学会に設立当時から関わってこられた荒川哲男前理事が全国医学部長病院長会議の会長として日本専門医機構の正式な社員ですので、速くて正確な情報が得られる環境にあることから皆様と相談をしながら方向性を決めていきたいと思います。

 今後はできるだけ会員の皆様の意見を反映した学会にしていきたいと思っていますので、より一層のご指導とご支援をお願い申し上げます。